【スペック】核融合科学研究所、NECのベクトルスパコン「SX-Aurora TSUBASA」を2020年6月に稼働開始
核融合科学研究所は、国内外の大学や研究機関と協力し、海水中に含まれるリチウムと重水素を燃料とする核融合発電の実現に向けた学術研究を推進している。同研究所ではこれまで、スーパーコンピュータによるシミュレーションなどにより、核融合科学に関する研究を遂行してきた。例えば、核融合プラズマ中には、電磁場を介して相互作用をする膨大な数の電子やイオンが複雑な軌道を描いて飛び交っており、様々な異なる時空間スケールをもつ複雑な現象が混在している。