【細胞性免疫】110歳以上の人に特殊な免疫細胞 長寿の仕組み解明に期待
110歳以上の人は血液中に特殊な免疫細胞を多く持っていることを、理化学研究所と慶応大の共同研究チームが発見した。長寿と免疫の関係の解明につながると期待される。米科学誌電子版で発表した。チームは110歳以上の7人と50~80歳の5人を対象に、血液中の計約6万個の免疫細胞を分析。110歳以上の人は、免疫システムの司令塔の役割を持つ「T細胞」のうち、ウイルスに感染した細胞やがん細胞などの異物を破壊する「キラーT細胞」の割合が高いことが分かった。