【動物】ネズミも仲間が傷つくのを避ける、ヒトに似た個性も判明 「前帯状皮質」が関係、サイコパスの治療に役立つ可能性も
■ヒトと同じく脳の「前帯状皮質」が関係、サイコパスの治療に役立つ可能性も英語では、裏切り者はしばしば「ネズミ」と呼ばれる。だが、この比喩を考えなおすべきかもしれない。これまでの研究では、実験用のドブネズミが、苦しんでいる仲間を助けることや、自分を助けてくれた仲間に恩返しすることがわかっていた。3月5日付けで学術誌「カレント・バイオロジー」に発表された研究により、仲間に危害が及ぶ行動をネズミが避けようとすることが示され、ネズミの共感性に関する証拠がまた1つ加わった。