巨大ガス惑星がなぜ惑星系に存続するのか 新たな惑星形成モデルを東北大が提唱
これまで数千個発見されている太陽系外惑星。だが木星の10倍以上の質量をもつ巨大ガス惑星は恒星に落下することから、観測と従来の惑星形成モデルによる予測とのあいだにギャップがあり、天文物理学者を悩ませている。東北大学は17日、この惑星落下問題を解決する巨大ガス惑星の新しい形成モデルを提唱したと発表した。■なぜ巨大ガス惑星は恒星へと落下するのか?惑星は、「原始惑星系円盤」と呼ばれる、若い恒星を取り巻くガスや塵が大量に集まって形成されたと考えられている。