【医療】統合失調症で入院40年、「人生奪われた」 国賠提訴の原告が主張する精神医療政策の誤りとは
「入院40年で人生奪われた」 国賠提訴の原告が主張する精神医療政策の誤りとは
「法廷でうまく話せるかな。でも裁判、頑張らないと」国を相手取った訴訟の開始を待つ人がいる。統合失調症と診断され、福島県など各地の精神科病院で合わせて約40年の長期入院生活を送った群馬県太田市の伊藤時男さん(69)。国が時代遅れの隔離収容政策を改めず、地域で暮らす自由を奪われたとして、今年9月、3300万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。