【海産動物】ホヤは鼻先を押すと成体への変態が促される カルシウム濃度上昇で 慶應大
慶應義塾大学理工学研究科の研究チームは2月19日、海産動物「ホヤ」の鼻先にある付着器に刺激を与えると、カルシウムイオン濃度が上昇して、オタマジャクシ型の幼生期からパイナップル型の成体への変態が促されるとの研究成果を明らかにした。変態を開始させるホヤの付着器のメカニズムは不明な点が多かったが、研究チームは今回の研究成果によって海洋生物の変態メカニズムの理解が進み、水産養殖や漁業被害の防止といった問題解決に役立つとしている。