【歴史】牧畜の世界への普及、最初期から多彩だった 同位体分析で解明 名大など
牧畜の世界への普及、最初期から多彩だった 同位体分析で解明私たち現代人の食生活を支え、当たり前のように受け止められている農耕や牧畜。起源は約1万年前の西アジアとされるが、世界に伝わった詳しい事情や過程には実は、まだまだ未解明のことが多いという。こうした中、牧畜が各地に広がる最初期だった7500~8000年前に、単に家畜を放牧するだけでなく移牧や餌やりといった方法が伝わっていたことを、北部のコーカサス地方で出土した家畜の歯の同位体分析で解明した、と名古屋大学などの国際研究グループが発表した。