【材料科学】導電性高分子を用いた「物理リザバー計算」による音声認識、九工大が成功
導電性高分子を用いた「物理リザバー計算」による音声認識、九工大が成功著者:波留久泉
九州工業大学(九工大)は9月22日、溶液を滴下するだけの簡便な手法で導電性高分子の一種である「水溶性ポリアニリン(SPAN)」のランダムネットワークを作製し、湿気のある環境下で酸化還元現象に由来する「ヒステリシス電気特性」の電気化学反応が現れることを明らかにしたこと、ならびにリカレントニューラルネットワークの一種である「物理リザバー計算」をSPANのネットワークで動作させることで、0から9までの音声を認識させることに成功したことを発表した。