【国際共同研究】気温上昇「1.5度」、9年以内に到達の可能性
世界は、産業革命前からの気温上昇を1・5度に抑えることを目標としている。しかし、今のような二酸化炭素(CO2)の排出水準が続けば、50%の確率で9年以内に1・5度を超えてしまうかも知れない。そんな報告書が11日、国連気候変動会議(COP27)に合わせて発表された。国際共同研究団体「グローバル・カーボン・プロジェクト」の報告書によると、2022年の世界のCO2総排出量の予測は、406億トン(森林破壊など土地利用変化も含む)で、過去最高となった19年の409億トンに迫る。