【化学】北大、枝分かれ型高分子における「キラリティトランスファー現象」を発見
北大、枝分かれ型高分子におけるキラリティトランスファー現象を発見北海道大学(北大)は6月16日、立体構造が不規則に枝分かれしたハイパーブランチ型構造を有するポリフルオレンビニレン誘導体が、分岐構造内部の隙間にアントラセンなどのキラル構造を持たない一般的な発光性低分子化合物を、特定の相互作用もなく大量に取り込んで液晶のような配列を誘起し、高分子~低分子複合体が高効率な円偏光発光を含む著しい光学的非対称性を示す「キラリティトランスファー現象」を発見したことを発表した。