【疾患】紀伊半島の神経難病「牟婁(むろ)病」の病態 患者iPS細胞モデルで迫る
紀伊半島の神経難病「牟婁(むろ)病」の病態 患者iPS細胞モデルで迫る
慶應義塾大学と三重大学の研究で、紀伊半島に多発する牟婁(むろ)病(筋萎縮性側索硬化症/パーキンソン認知症複合:Kii ALS/PDC)において、脳脊髄内アストロサイトのCHCHD2タンパク質が著減していることがわかった。牟婁病は、かつて紀伊国の牟婁と呼ばれていた紀伊半島南岸で多発する神経難病で、筋萎縮性側索硬化症、パーキンソン症状、あるいは認知症が同一の疾患として出現する。