【脳科学】OIST、脳が酸素不足となった際に記憶障害が生じるメカニズムの一端を解明
OIST、脳が酸素不足となった際に記憶障害が生じるメカニズムの一端を解明沖縄科学技術大学院大学(OIST)は6月7日、記憶や学習に関わる、ニューロン間の結びつきが強くなる(シナプス伝達効率が増強される)プロセスの「長期増強」(LTP)において、脳が一時的に酸素から遮断された時に起こる「無酸素誘発性長期増強」(aLTP)のプロセスを詳細に研究した結果、aLTPの維持には神経伝達物質の一種のアミノ酸「グルタミン酸」が必要であり、同アミノ酸がニューロンと脳血管の両方で一酸化窒素(NO)産生を誘発することを明らかにしたと発表した。