【物理】九大など、量子多体系間の境界面を透過する情報についての不等式を発表
九大など、量子多体系間の境界面を透過する情報についての不等式を発表九州大学(九大)、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)、理化学研究所(理研)の3者は9月13日、二次元の共形場の量子論について、エネルギー透過率、情報量透過率、そして場の量子論の「ヒルベルト空間」の大きさの指標(正確には、高エネルギーでの状態数の増加率)の3つの量の間に、「(エネルギー透過率)≤(情報量透過率)≤(ヒルベルト空間の大きさの指標)という明解な不等式が成り立つことを示したと共同で発表した。