【民進】枝野幸男幹事長 TPP批准「急ぐのは国内的なメンツ、日本だけ先行する意味ない」
民進党の枝野幸男幹事長は20日、さいたま市内で行った講演で、9月の臨時国会で審議される環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)承認案に関し「急いで批准すべき状況では全くなくなっている」と述べ、11月の米大統領選前の批准を目指す政府・与党を牽制(けんせい)した。枝野氏は、大統領選で民主、共和両党の候補がいずれもTPPに反対しているとして「米国が批准する流れになる可能性は相当低い状況で、日本だけ先行する意味はない」と指摘した。