【朝日新聞】「2大政党制どこへ」「民進が自民にとって代わる機運はみえてこない」 膨張自民、労組にも接近 民進は退潮
■平成の楼閣
民進党が12日の党大会で決める今年の活動方針案に、こんな表記がある。「強大で横暴な安倍政権と対決し、政治の流れを変えていく」「安倍政権の強大化に歯止めをかける」衆参で圧倒的多数を握る「安倍1強」を意識した内容だが、一方で政権の「再交代」をめざすような直接的な表現は見当たらない。政治改革で1996年の衆院選から導入した小選挙区制は、政権交代可能なシステムをめざした制度だった。