【社会】人口構造変わらず 遠い「希望出生率」 減少スピードは鈍化・将来推計
10日に公表された新たな将来推計人口では、2012年の前回推計より人口減少のスピードが緩やかになると見込んだ。65年の合計特殊出生率も1.44と改善する見通しで、厚生労働省は近年の人口減対策が一定の成果を挙げたとの見方を示す。ただ、働き手となる現役世代の割合が低下し、高齢者が増え続けるという人口構造が大きく変わったわけではなく、安倍政権が目標として掲げる「希望出生率」の1.8にも遠く及ばないのが現状だ。
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