【毎日新聞・小田中大、高橋恵子】<自民>遅れる改憲論議 視界良好とはいえないようだ
自民党は憲法改正の焦点になっている自衛隊の存在明記について、年内の意見集約を見送った。20日の党憲法改正推進本部で論点整理を了承し、何とか体裁を繕ったが、党内論議は遅れている。安倍晋三首相が掲げる「2020年の改正憲法施行」に向け、視界良好とはいえないようだ。【小田中大、高橋恵子】自民党の12年憲法改正草案は現行の9条第2項(戦力不保持)を削除し、第1項(戦争放棄)が「自衛権の発動を妨げるものではない」と新たに規定した。