【改憲】安倍首相が挑む「改憲双六」の上がりはいつか 本丸の「9条自衛隊明記」には国民投票の壁
泉 宏 : 政治ジャーナリスト
年末年始に英気を養った安倍晋三首相は4日、仕事始めの伊勢神宮参拝後の年頭記者会見で、あらためて憲法改正への意欲と決意を表明した。国政選挙5連勝で1強の名を欲しいままにする首相にとって、改憲はまさに政権をかけての挑戦でもある。その前提となる今秋の自民党総裁選での「安倍3選」は既定路線化しており、新年らしい表現でいえば「首相の改憲双六(すごろく)の上がりはいつか」が2018年以降の政局の最大の焦点となる。