【国難/子供の貧困問題】未婚のひとり親を対象としない「寡婦(夫)控除」は、生まれてきた子どもを区別しているのでは?
近年、子どもの貧困についてのニュースをしばしば目にするようになった。ひとり親家庭の子どもの貧困もそのひとつだ。「平成28年国民生活基礎調査」によると、全体に占めるひとり親世帯の割合は7.3%。母子、父子世帯の平均年間収入(同居親族を含む世帯全員の収入)はそれぞれ、348万円、573万円となっており、子どものいる世帯全体の平均所得707 万円と比べると、ひとり親世帯とりわけ、母子世帯の貧困が深刻な状況であることがわかる。