【地方議員年金】復活探る与党 「なり手不足解消に不可欠」
2011年に廃止された地方議員年金を事実上復活させる法案を、与党が今国会に提出しようとしている。会社員、公務員らの厚生年金への加入を認める内容で、推進派は地方議員のなり手不足の解消に不可欠だと主張する。復活すれば保険料の公費負担が生じ、世論の反発は確実。自民党の若手議員からは反対論が出ている。(関口克己)国会議員と地方議員にはかつて独自の年金制度があったが、〇四年に国会議員らの国民年金未納が発覚した際に批判の的になり、国会議員年金は〇六年に、地方議員年金は一一年にそれぞれ廃止された。