国際ジャーナリスト「海外の圧政に言及しない日本メディア」「自分の属する組織の話になるとお茶を濁す」日本で#MeeTooが実現しない構造
昨年、“complicit(コンプリシット)”という言葉がアメリカで大流行し、オンライン辞典のアクセス数が約300%増加しました。直訳すると「共犯の、共謀した」といった意味ですが、最近の使われ方は「見て見ぬふり」というようなニュアンスです。この言葉が注目を集めたきっかけは、昨年3月にアメリカを代表するコメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』で放映された、イヴァンカ・トランプ大統領補佐官を揶揄(やゆ)するパロディ作品でした。