【春闘】イデオロギーに固執する労組はこのままでいいのか 賃上げに無理解な左派政党、成果を出している安倍政権
5月1日は労働者の祭典といわれるメーデーだ。国内の労働団体は、経済の現状や労働者のニーズを汲み取れているのか。今後の労働組合のあり方や政治との関係を考えてみたい。経団連が発表した今年の春闘の月例賃金に関する第1回集計(13業種68社)では、働いた年数に応じて基本給が増える定期昇給(定昇)と、基本給を一律に引き上げるベースアップ(ベア)を合わせた大手企業の賃上げ率は平均2・54%(金額8621円)だった。