【個人金融資産】10年ぶり減少=1830兆円、株下落響く-18年末
日銀が19日発表した資金循環統計によると、2018年末時点の個人(家計部門)が保有する金融資産の残高は前年末に比べ1.3%減の1830兆円だった。年末にかけて株価が下落した影響で株式や投資信託の時価評価額が目減りしたためで、前年末を下回るのは08年以来10年ぶり。個人金融資産の内訳を見ると、過半を占める現預金は1.6%増の984兆円と拡大が続く一方、株式が15.3%減の175兆円、投信は12.4%減の67兆円といずれも2桁のマイナスとなった。