【イージス・アショア】防衛省、標高も誤り グーグル使いズレ
陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の陸上自衛隊新屋(あらや)演習場(秋田市)以外の19の検討地を「不適」と結論づけた防衛省報告書の仰角データに複数の誤りがあった問題で、縮尺の間違いのほか、一つの山の標高も実際とは異なる数値で表記されていたことが判明した。岩屋毅防衛相が17日、秋田県庁で佐竹敬久知事に謝罪し、データが誤っていた検討地を再調査する方針を示したが、防衛省は同演習場を「唯一の適地」とする姿勢は変えておらず、改めて同省のずさんな調査に基づく結論に批判が出そうだ。