【政治とカネ】11年前、民主党に「自浄能力ない」攻めた菅氏、いま「記憶ない」
自民党内で相次ぐ「政治とカネ」の疑惑をめぐり、菅義偉首相は26、27日の衆参予算委員会で、自らが野党時代に当時の民主党政権を攻め立てたやりとりを持ち出され、追及を受けた。首相が「記憶にありません」とかわした11年前の「論戦」とは――。26日の衆院予算委。立憲民主党の本多平直氏が、公職選挙法違反(買収)罪で有罪判決を受けた河井案里参院議員=自民党を離党=の辞職を求めたのに対し、首相は「政治家の出処進退は自ら判断すべきものだ」と強調した。