【関西地区生コン支部】「労組支部事務所への捜査は違法」 大阪府に11万円賠償命令 大阪高裁
大阪府警の捜査が違法だとして、労働組合が1100万円の賠償を府に求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は4日、請求を退けた1審判決を変更し、府側に11万円の賠償を命じた。中村也寸志裁判長は捜索令状の請求が違法だったと認定した。訴えたのは全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部(大阪市)。判決によると、府警は2015年、国の許可なくバスに有償で客を乗せた道路運送法違反の疑いで、同支部事務所などを関係先として捜索した。