NHKの東京五輪番組に「重大な倫理違反」BPO認定 お金をもらっていたのは運営側という皮肉
昨年12月26日に放送されたNHK―BS1スペシャル「河瀬直美が見つめた東京五輪」後編の字幕の一部に不確かな内容があったとして、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は9日、「重大な放送倫理違反があった」とする意見を公表した。この番組は、東京五輪の公式映画監督である河瀨直美氏と映画製作チームが密着取材して制作したドキュメンタリーで、男性を取材した場面で「五輪反対デモに参加しているという男性」「実はお金をもらって動員されていると打ち明けた」という字幕を付けて伝えた。