「やさしい猫」そっくりの在留資格裁判 「夫婦を引き裂かないで」作家の中島京子さんは法廷を見つめる (東京地裁)
2024年5月17日 06時00分
スリランカから日本に逃れてきたナヴィーンさん(43)と、妻の契約社員なおみさん(51)が、国を相手に夫の在留資格を認めるよう求める裁判が、大詰めを迎えている。結婚から7年、2人は日本で穏やかに暮らすことができるのか―。秋にも想定される判決を前に、似た境遇に置かれた夫婦を小説で描いた直木賞作家・中島京子さんは、「幸せな結末」を願いながら裁判を注視している。