【公安調査庁】オウムのアーカイブ公開 地下鉄サリン発生30年、記憶の風化防止

オウム真理教による地下鉄サリン事件の発生から3月で30年を迎えるのを前に、公安調査庁は記憶の風化を防ぐために、一連の事件に関する解説や関係者の手記をまとめた「オウム真理教問題デジタルアーカイブ」を公開した。公安調査庁がオウム真理教に関するアーカイブを作成するのは初めて。殺人を勧める内容を含む教義「タントラ・ヴァジラヤーナ」や、元教祖の麻原彰晃元死刑囚=本名・松本智津夫、執行時(63)=が殺人を指示する際に使われた「ポア」などのキーワードを基に、事件や教団の実態を紹介している。