ウクライナ軍が東部トレツクでさらに進撃 自律性の高い新型ドローン「SETH」も投入 ポクロウシクでもロシア軍が後退

ウクライナ東部ドネツク州トレツクで、高層の集合住宅の全体が取り壊されるといった過酷な市街戦を8カ月にわたり繰り広げた末、ロシア側は今年2月上旬、市を制圧したと主張した。1カ月後、ロシア軍は後退している。ウクライナ国家親衛隊第12特殊任務旅団アゾフ(通称「アゾフ旅団」)を主力とし、陸軍や国家親衛隊、領土防衛隊のほかの部隊で構成されるウクライナ軍側は、2022年2月にロシアが全面侵攻を開始する前に約3万人が住んでいた炭鉱都市のトレツクから、ロシア軍部隊を押し出している。