【国際】税逃れ、悪質な国・地域に制裁検討 OECD租税委員会
国際的な課税逃れ対策を議論する経済協力開発機構(OECD)の租税委員会は30日、税逃れ対策に非協力的な国・地域を特定する基準案をまとめた。国際組織の評価などの3つの基準をもうけ、2つの基準を満たさない場合に悪質と判定する。悪質な国・地域には各国で制裁を検討する。具体的には(1)税の透明性を審査する国際組織「グローバル・フォーラム」の評価を満たしているか(2)非居住者の口座情報を自動的に交換するルールに参加しているか(3)税務当局間で協力するための条約に署名しているか――だ。