【アベノミクス】個人消費に異変、消費増税でも全く影響なかったファミレス客単価が急失速
個人消費が変調していることを示すシグナルが、筆者が長くウォッチしている身近な指標の1つに出てきている。経済産業省が3月10日に発表した1月の特定サービス産業動態統計速報で、「フィットネスクラブ売上高」が前年同月比▲0.7%になった。マイナスは2012年1月以来、実に5年ぶりのことである。その後、22日に発表された確報では同+0.2%に上方修正され、マイナス圏への転落はかろうじて免れたものの、失速感があることに変わりはない<図1>。