【経済】日銀短観で景況感3期連続改善も依然として根強い不安。中小の人手不足が深刻
日銀が3日に発表した6月の企業短期経済観測調査(短観)は、経営者が景気の改善を幅広く実感する一方で、先行きに対し依然として根強い不安を抱いているとの結果が出た。特に中小企業を中心に人手不足が深刻さを増しており、景気回復の足かせとなる懸念はより高まっている。景気の実感を示す「業況判断指数(DI)」は、「大企業製造業」が三カ月前から五ポイント上昇のプラス一七と三・四半期連続で改善し、「大企業非製造業」も三ポイント上昇のプラス二三と二・四半期連続で良くなった。