【経済】去年の実質賃金 3年連続マイナス 前年比0.2%減少
去年1年間の働く人1人当たりの現金給与の総額は33年ぶりの高い伸びでしたが、物価の上昇には追いつかず、実質賃金はおととしと比べて0.2%減少し3年連続のマイナスとなりました。厚生労働省は、従業員5人以上の事業所3万余りを対象に行う「毎月勤労統計調査」について、5日、去年1年分の速報値を公表しました。それによりますと、基本給や残業代、ボーナスなどをあわせた働く人1人当たりの現金給与の総額は月の平均で34万8182円となり、おととしと比べて2.9%増え、33年ぶりの高い伸び率でした。