【栃木】「モヤシ安すぎる」生産者団体が声明 原料費高騰、産出額全国1の栃木県も窮地
「モヤシの価格は安すぎる」と、生産者が悲鳴を上げている。国内の生産者53社などでつくる「もやし生産者協会」は今春、1袋40円の「適正価格」での販売を求める声明を小売業界や消費者に発信した。原料費や人件費が上がる一方、小売価格はここ10年で1割下落し、中小生産者の廃業も相次ぐ。産出額全国一の本県の関係者も「経営努力にも限界がある」と窮状を訴えるが、小売り側には他店との激しい競争という事情もあり、現状打開は簡単ではなさそうだ。