【訃報】韓国人被爆者・孫振斗さんが胃がんの為死去 87歳 51年に韓国に強制送還されるも、原爆症治療求めて不法入国
在韓被爆者救済運動の先駆けとなった韓国人被爆者、孫振斗(ソン・ジンドゥ)さん=福岡市博多区石城町=が25日、福岡県志免町の病院で胃がんのため亡くなった。87歳。1927年、大阪市生まれ。広島市で18歳のときに被爆した。51年に韓国へ強制送還され、70年に原爆症の適切な治療を求め日本に不法入国した。原爆医療法(現・被爆者援護法)に基づく手帳交付を福岡県に申請したが「正規の居住者ではない」として却下された。