【歴史】南京攻略戦・兵士たちの証言 「城内空っぽ。誰もいなかった」「虐殺あるはずない…」
「城内は空っぽでした。兵隊どころか、住民も、誰もおらんでした」南京攻略戦に参加し、昭和12年12月13日の陥落後に南京城に中華門から入城した元陸軍第6師団歩兵第47連隊の獣医務曹長、城光宣(じょうこうせん)(98)=熊本県山鹿市=の目の前には、無人の市街地が広がっていた。少し前まで、門をめぐって日中両軍の激しい攻防戦が繰り広げられていたが、壊滅状態になった中国軍兵士が城外へ一斉に逃げ、城内は一転して静寂に包まれていた。