【インドネシア】ラマダン中の栄養源 輸入は右肩上がり 「砂漠の果実」クルマ(干しナツメヤシ)
ラマダン(断食月)の時期、市場に多く出回る「クルマ」(干しナツメヤシ)。主に中東や北アフリカが原産の「砂漠の果実」だが、輸入量は右肩上がりに成長し、ラマダンに欠かせない栄養源としてインドネシアにすっかり定着した。ムスリムの間ではブカ・プアサ(1日の断食明け)に空腹を癒やす定番の食べ物となっている。海外では「デーツ」と呼ばれるクルマは、干しプルーンや干し柿に似た食感のドライフルーツで、成分の7割が糖分という餡(あん)のような甘さが特徴だ。