【緊迫・南シナ海】「ハーグ裁定」から1年 菅義偉官房長官「当事国は仲裁判断に従う必要ある」
菅義偉官房長官は12日の記者会見で、南シナ海での中国の主権主張を退けたオランダ・ハーグの仲裁裁判所の裁定から1年を迎えたことに関し「当事国は仲裁判断に従う必要がある。国際法に基づいて、紛争の平和的な解決に努力する重要性を強調していきたい」と述べた。仲裁裁判所の判断の受け入れを拒否している中国への働きかけについては「海における法の支配の貫徹に向け、関係国と強力に(連携を)進めていきながら、平和的解決に向けて努力したい」と語った。