【平成29年「治安の回顧と展望」】北、日本国内で親北朝鮮世論形成強化か 警察当局警戒 中国は領海侵入を「常態化」
警察庁は4日、内外の治安情勢を分析した平成29年版「治安の回顧と展望」を公表した。北朝鮮について、核や弾道ミサイル開発に関する金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の《(核兵器開発は)終着点にほとんど近づいたのだから、全国家的な力を尽くして完成を見届けるべきだ》との発言を引用。「わが国の安全に対する、より重大かつ差し迫った新たな段階の脅威であり、地域および国際社会の平和と安全を著しく損なうもの」として極めて強い危機感を示した。