【ドゥテルテ大統領】フィリピン、国際刑事裁を脱退 薬物捜査巡り対立 違法薬物の強引な取り締まり ICC「人道に対する罪」
フィリピンは17日、国際刑事裁判所(オランダ・ハーグ、ICC)から脱退した。強引な手法から多数の死者が出ている薬物犯罪捜査を巡り、ICCが予備調査に乗り出したことにドゥテルテ大統領が反発し、1年前に脱退を通知していた。同氏は犯罪捜査の手法を見直さない姿勢で、国際的な批判が高まりそうだ。ICCは集団殺害犯罪、戦争犯罪など個人の犯罪を国際法に基づいて訴追、処罰するために設置された常設の裁判所で、120を超える国が加盟している。