【時事通信】韓国、「放射能」懸念根強く 東京五輪絡める動き 対日関係悪化も背景・震災9年
東日本大震災から9年を迎える今も、韓国では東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質の汚染を懸念する声は根強い。文在寅政権は対日関係の悪化を背景に、東京五輪と「放射能」を結び付けて国際社会に危険性を提起。一部の民間団体は風評被害を招くような行動にも出ている。「人体や海洋環境に及ぼす影響、周辺国の懸念を勘案し、この問題の処理を望む」康京和外相は2月6日の記者会見で、福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含んだ処理水の処分をめぐり、日本政府にこう要求した。