【安保と科学技術】技術流出対策で防衛相外し 足引っ張る学術会議
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中国など海外への先端技術の流出防止対策を含む安全保障のための科学技術の活用や保護をめぐる重要度が高まっている。あらゆる科学技術は軍民両用と認識され、先端技術の海外流出は安全保障上の脅威と位置づけられるのが国際的な潮流だが、日本はその脅威認識が欠けていると指摘される。技術開発をめぐる政府の方針を決める「総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)」の構成メンバーに防衛相が含まれていないこともその姿勢の表れといえる。