【朝鮮日報】「大金持ちの妓生、両班に乱暴を働く農夫…18世紀の朝鮮王朝は激動期」
▲/写真=キム・ヨンジョン客員記者
『晩悟謾筆』を発掘・翻訳した安大会教授
安大会(アン・デフェ)成均館大学教授(60)=写真=は、まだ大学生だった1984年の夏、延世大学中央図書館で目録にもない本と出合った。最初のページをめくってみると、没落した両班(朝鮮王朝時代の貴族階級)の青年が流浪して物乞いになり、ソウルで科挙の試験を受けるが、彼のことを夢で見たソウルの両班一家の助けを受けて最後はカンニングをして及第した-という奇異な物語がつづられていた。