【寄生虫卵を確認】藤原京に中国や朝鮮半島などの外国人居住の可能性 水洗トイレ遺構を調査 橿原考古学研究所
わが国初の都城・藤原京(694~710年)の時代に、京内に外国人が住んでいた可能性があることが、発掘調査で見つかった水洗トイレの調査・研究からわかった。研究成果は橿原考古学研究所(奈良県橿原市)1階で3月18日まで開催中のアトリウム展「藤原京のお手洗い」で、写真パネルや出土資料を使い紹介している。水洗トイレの遺構は、平成30年、県営住宅の建て替えに伴う調査で、京の中心から北東約2キロの桜井市西之宮で出土した。