【中国】習氏、内モンゴル視察 標準語教育の徹底指示 愛国心につながる「中華民族」意識を高め、反体制の芽を摘む狙い
中国の習近平国家主席は今月上旬に内モンゴル自治区を視察した際、少数民族の子どもたちに対する標準中国語の教育を徹底するよう指示した。愛国心につながる「中華民族」意識を高め、反体制活動の芽を摘むのが狙いとみられる。圧倒的多数派の漢族に合わせる「同化政策」が一層進みそうだ。9日付の中国共産党機関紙・人民日報によると、習氏は現地の幹部らに対し「中華民族としての共同体意識をしっかり固めることは新時代の民族政策の主軸だ」と強調。