【岩田明子】安倍氏の「戦後70年談話」は世界から評価 どうなる石破首相の「80年談話」
終戦から80年を迎える2025年は、わが国にとって極めて重要な年になる。日本が先の大戦とどう向き合い、国際社会でどのような役割を果たすのか。世界が日本からの発信に注目するからだ。10年前の15年8月14日、安倍晋三首相(当時)が出した「戦後70年談話」は世界から高く評価された。そこには、保守政治家としての理念を強く打ち出しつつ、国益を常に考えて行動し、さらにはあらゆる国と良好な関係を築いた「安倍外交」のエッセンスが記されていた。