【福島】避難先で感謝を込めて…鍋の音やソースがはじける音、甘辛のソースの香りに行列、二本松市に移転中、浪江町の「杉乃家」
東京電力福島第1原発事故で、町の機能を福島県二本松市に移している浪江町の「杉乃家」。被災地グルメで有名な「なみえ焼そば」(写真、650円)が看板メニューだが、丼物やうどんなど同店本来の味もお薦めだ。東日本大震災の年の平成23年7月、二本松市市民交流センター1階の仮店舗で再開した。リピーターを中心に、「焼きそば以外のものを頼まれるお客さんも増えてきた」と、店主の芹川輝男さん(64)は笑う。