【社会】サントリー、米国に酒類本社機能 ビーム買収後に世界拡販へ
サントリーホールディングス(HD)が、米蒸留酒大手ビームの買収後に酒類事業の本社機能を米国に移す方向で検討していることが19日わかった。ウイスキー「山崎」などの海外での販売拡大に向け、蒸留酒シェア世界4位のビームの販路を効果的に活用する。海外販路の構築も含めたサントリーの酒類事業は従来、HD子会社のサントリー酒類が担ってきたが、ビーム買収後は米国の「ビームサントリー」(仮称)に司令塔を移し、ビームのマット・シャトック最高経営責任者が社長に就く。