【社会】経済的困窮は6割以上、PTSDの可能性も半数以上、東京・埼玉への原発事故避難者…早稲田大・辻内准教授「生活不安が原因」
■PTSD可能性半数超
東日本大震災や東京電力福島第一原発事故で本県から東京都や埼玉県に避難している世帯のうち、6割以上の世帯で経済的に困っていることが、支援団体などのアンケートの速報値で分かった。アンケートを分析した早稲田大人間科学学術院の辻内琢也准教授は半数を超える住民に心的外傷後ストレス障害(PTSD)の可能性があるとし、「生活への不安などが精神的ストレスの原因になっている」と指摘した。